狭小邸宅

狭小邸宅

新庄耕

学歴も経験も関係ない。すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。
大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。
そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、挨拶がわりの暴力が日常の世界だった……。
物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。

松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。